最初は、日本の有名歌手にこのプロジェクトに参加していただき、彼らにも今まで馴染みのなかったロシアの歌を披露していただきました。こちらで曲を選び、音符と歌詞を彼らに渡しました。本日は「オレンブルグスキー・ぷらトーク」と「ヴォルガは流れる」という2つの作品をお届けします。
川副千尋さんはモスクワのボリショイ劇場でオペラ「エフゲニー・オネーギン」で外国人初のタチアナ役を演じた日露の有名なオペラ歌手で、数々の国際コンクールで優勝しました。川副さんは素晴らしい声の所有者であり、最も複雑なオペラの役を演じています。彼女は「ボリショイの歌姫 心の旅」という本を書いて、学生向けのコースも担当しています。彼女はロシア音楽が大好きで、「オレンブルグスキー・プラトーク」を演奏してくださいました。
天野加代子さんは大阪音楽大学声楽科卒した後、チャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院声楽研究科修了しました。ロシアのオーケストラと共演し、モスクワ、サンクトペテルブルク、カザン、クラスノヤルスクの国際音楽祭に参加しました。ロシアで人道的プロジェクトも実施しています。彼女の演奏ではロシアの歌が心に響いてくれます。彼女が今回歌ってくださったのは「ヴォルガは流れる」という歌です。
ピアノで伴奏しているのは二期会オペラ劇場のピアニスト、大島義彰さんです。
曲はロシア語で演奏されますが、いつか日本語にも翻訳されることを期待しています。
お気づきかもしれませんが、これらの作品は、ロシアの偉大な歌手リュドミーラ・ズィキナさんが歌った曲です。この2曲は、彼女がいたからこそ、愛されるようになったのです。
この2曲を選んだ理由はもう一つあります。私(駐日代表チトフ)は幸運にもリュドミーラ・ズィキナさんの家を訪問したことがあり、彼女の日本ツアー企画に参加しました。ある日、モスクワのコテルニチェスカヤ堤防にあった彼女のアパートでホームティーパーティーに日本のプロデューサーと一緒に招待されて、そこで私たちは魅せされたようにズィキナさんの楽しい声に耳を傾けました。若い頃は感傷にふけにくかった私も、ロシア語が分からなかったプロデューサーも、ズィキナさんの声の美しさと音色に魅了され、涙をこらえることができませんでした。その時、リュドミーラ・ズィキナさんが奏でる美しいロシア語の歌の素晴らしさと力強さを理解しました。
それでは、リュドミーラ・ズィキナさんの有名な曲をお楽しみください。